Webページの閲覧履歴や位置情報、購買履歴、身体情報─。今や、個人に関する多くの情報が、スマートフォンやパソコン、カーナビなど、さまざまな端末を経由してサーバーに集まってくる。これらの膨大な情報は、解析作業を経て、さまざまな用途に活用できる“宝の山”となる。しかしその一方で、こうした情報が個人に不利益をもたらす可能性も懸念されている。個人に関する情報をいかに有効に活用するか。社会的なコンセンサスの取り方や、技術的な解決手法について議論が活発化している。