また、Asterikのインストールを始める前に以下の設定を変更します。なお、今回は外部のネットワークと接続しない閉じた環境での実験となります。
- SELinux機能の無効化
- ファイアウォール機能の無効化、またはVoIPが使用するポートの通信許可設定
- RPMforgeリポジトリの追加(標準リポジトリで提供されていないパッケージをyumコマンドインストール可能とするため)
さらに、Astriskのインストールや動作に必要なパッケージをインストールします。筆者が構築した際は以下のパッケージをインストールしました。
gcc、g++、OpenSSL、Ncurses、bison、libxml2、SQLite3
Asteriskのインストール
Asteriskのインストーラを入手します。Asteriskのインストーラはhttp://www.asterisk.org/の「Downloads」にある「Asterisk Communications Framework」からダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを適当なディレクトリに解凍し、解凍先のフォルダに移動します。その後、AstriskのWikiにあるインストールの方法に従ってインストールします。このとき、インストール実行前にconfigureを実行し、システムに応じたMakefileを生成しておきます。
インストールが完了すると、次回のOS起動時からAsteriskが自動で起動するようになります。また、Asterisk用のコマンド制御機能であるAsterisk CLIからもAsteriskの起動や停止が可能です。