ソーシャル・デバイスの登場を前提に、社会インフラを進化させようとする動きが本格化している。米IBM社の「Smarter Planet」はその一つ。これまでコンピュータやネットワークがかかわってこなかった分野を取り込み、ICT(情報通信技術)の領域を拡大する狙いだ。こうした動きは、社会課題の解決を図る世界各国の政策を支援することになるので、デバイスやシステムの需要を継続的に生み出す可能性がある。「Smarter Planet」の動きを中心に、社会インフラに変革をもたらそうとする動向を紹介する。

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