センサー部の第2の工夫は,固定電極への穴開けである(図3)。ここに穴を開けると,可動電極が音圧に押されて動いた際に,固定電極との間の空気が圧迫されて空気圧が高まることがない。可動電極が音圧に忠実に動きにくくなってしまうことを防ぐことができる。可動電極が動きにくくなると,感度が劣化する。そこで,固定電極に穴を開けることによって,固定電極と可変電極との間にある空気を外部に逃がした。特に高周波における感度低下を抑制できた。
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