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第13回:アプリやデータの管理は二の次(上)

木崎健太郎、富岡恒憲
2013/04/08 00:00
出典:日経ものづくり、2010年7月号 、pp.50-51 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
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 ITシステムを活用することには熱心でも、その管理方法には気配りが足らない。そうしたケースは珍しくない。アプリケーション・ソフトウエア(以下、アプリ)はローカルのパソコンにインストールされ、データも必要に応じてやりとりはするが、基本的にはローカルに個別管理。担当者以外のほとんどの関係者はデータの所在を知らない。

 これでは、ITシステムを上手に使いこなしても、ライバル企業の上をいくコスト・パフォーマンス(C/P)をITシステムから引き出すことは難しい。アプリやデータのバラバラな管理による、工数やコストのムダが発生しているからだ。

 それでも、クライアントサーバが全盛の一昔前なら管理方法を軽視しても、まだ差はつきにくかった。アプリやデータを集中管理したくても、回線負荷の集中という問題があって、当時の技術レベルではハードルが高かったからだ。

 しかし、ITはすさまじい勢いで進歩しており、そうした問題は徐々にだが解消されてきている。そればかりか、ネットワーク上のハードウエアやプラットフォーム、アプリを貸し出すクラウド・コンピューティングというサービスが登場し、場合によってはユーザー側はインターネットに接続できる環境だけを用意すれば済むといった仕組みも出来上がってきている。ITシステムを利用するユーザーを取り巻く世界は大きく変わってきているのだ

* クラウド・コンピューティングには、ハードウエア(仮想マシン)を貸し出す「IaaS」あるいは「HaaS」、仮想マシンとOSのようなプラットフォームを提供する「PaaS」、仮想マシンとプラットフォームとアプリのすべてを貸す「SaaS」があり、ユーザーはそれらを個々に用意して管理する必要がなくなる。

 このままITシステムの管理方法を軽視し続けていると、ライバル企業にITシステムのC/Pといった面で大きく溝を開けられることになりかねない。

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