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広がる性質、直進する性質

ジレンマを解消する「HVT方式」の実現技術(第4回)

小林 博之,堀米 実,阿部 泰久,引地 俊博,前川 孝治=東北パイオニア
2013/02/21 00:00
出典:日経エレクトロニクス、2010年5月3日号 、pp.80-81 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
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無指向性スピーカーへの応用

 HVT方式はその薄さ故,無指向性スピーカーの設計が容易である。その理由を語る前に,ここで少しスピーカーの指向性について触れたい。

 音には「広がる性質」と「直進する性質」がある。低域(低音)は広がり,周波数が高くなる高域(高音)は直進する傾向が強くなる。

 通常の単一指向性スピーカーの場合,低域はスピーカーの周りに広がっているが,高い周波数になるとスピーカー・ユニットの正面の音圧は高い一方で,横方向や後方の音圧は低い(図1(a))。

図1 指向特性比較:従来手法
従来の手法によるスピーカーの指向性パターン。コーン型スピーカーの背面対向配置や多面体スピーカーなどにすれば単一指向性に比べて間接音成分が増えるが,聴取位置で音色が変わってしまう。このため,無指向性スピーカーの実現は難しい。
[画像のクリックで拡大表示]
小林 博之
東北パイオニア スピーカー事業部 第一生産部 開発技術部 音響開発課 課長

堀米 実、阿部 泰久、引地 俊博
同事業部 第一生産部 開発技術部 音響開発課

前川 孝治
同事業部 第一生産部 開発技術部
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