図1
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 多くの技術者が情報収集の必要性を感じ実際に収集に努めていることはアンケート結果にもはっきり現れている。「日々積極的に情報収集につとめているか」との問いに対して8割以上が「努めている」と回答しており、「努めていない」との回答は2.9%に過ぎなかった(図1)。

図2
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図3
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 では、どんな情報を欲しているのか。図2は、「積極的に情報収集に努めている」という回答者に、どんな種類の情報を収集しているかを聞いた結果である。最も多いのは「新技術」、次いで多いのは「新製品」だった。どちらも過半数に達している。技術情報が最大の関心事だといえる。さらに「深い情報を知りたい技術領域は何か」を聞いたところ、過半数の回答者が「新しい材料技術」(60.5%)「新しい加工技術」(53.9%)を挙げた(図3)。

図4
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 技術情報に対する要望の高さは、他の質問への回答にも現れている。『日経ものづくり』を定期的に読んでいる回答者にその購読目的を聞いたところ、「広く産業界の動向を知るため」が62.6%で最多だった。これと並んで多かったのが、「新しい技術を知るため」との回答で、ここでも技術情報への強いニーズがうかがえる(図4)。