かつての日本メーカーが持っていた強み。そして苦境に立たされた今、忘れつつあるもの――。それは「製品にかける思い」だ。その重要さを、もう一度思い出させてくれる記事を紹介しよう。
連載
垂直連携で技術大国再び
目次
-
実用化の壁を越えるため、応用を前提に技術を磨く
水平連携でうまく行かなかった共同研究が、なぜ垂直連携でうまく行くと目されているのか――。
-
研究体制をヨコからタテへ
国内のエレクトロニクス産業の研究開発現場が変わり始めた。最終製品から部品、装置、材料までの層が集まる垂直連携型の体制を構築することで新技術の実用化までの期間を一気に短縮するとともに、脱コモディティー化を模索する。
-
最先端技術が日本企業を救う
韓国勢の躍進、1ドル80円を切る円高基調、薄型テレビ需要の減退─。日本のエレクトロニクス産業は今、かつてない苦境に立たされている。多くの大手電 機メーカーが大幅な構造改革を余儀なくされている中、海外企業と過去に例を見ないほどの踏み込んだ事業提携を行うメーカーも出始めた。