日経エレクトロニクスは,創刊1000号を記念して,10年先のエレクトロニクス産業や技術の姿を描いた総力特集を2009年3月23日号と同4月6日号の2回にわたって掲載します。3月23日号「誰でもメーカー」は,ユーザー自らが生み出す機器「UGD(user generated device)」をキーワードに,消費者とメーカーの関係が劇的に変わる将来像をまとめました。本サイトは,本誌記事と連動した異業種へのインタビューや事例紹介から,変わりゆくモノづくりの姿を探ります。

【プロローグ】
手作りは究極のエンターテインメントだ

  • 「もしできるなら,実はネット家電とか,クルマとか,部品とかも作りたいんですよね…」芸者東京エンターテインメントという風変わりな名前のベンチャー企業のCEO兼ファンタジスタ,田中泰生氏は,ぼそりと話した。同社は2008 年,拡張現実(AR)技術を使ったパソコン向けソフトウエア「電脳フィギュア Aア リスRis」を発売し,ネット・コミュニティーで話題を呼んだ。(続きを読む

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日経エレが見た未来

1971年創刊号
エレクトロニクス,今後30年の技術突破
1975年100号
パターン認識の現状と将来
1978年200号
ICの信頼性
1982年300号
人工知能
1986年400号
LSI設計
1990年500号
講演会:1990年代のエレクトロニクス
1994年600号
次世代パソコンOS「Chicago」
1997年700号
コネクテッド・ホーム
2001年800号
すべては,ユビキタスから始まる。
2005年900号
インビジブル・エレクトロニクス

テクノロジー・イノベーション40年の歴史