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 米Apple社が2012年11月2日に発売した、新型タブレット端末「iPad mini」。最大の特徴は、「片手で持てる」(同社)という小型軽量化を実現したことだ。外形寸法は200mm×134.7mm×7.2mm、重さはWi-Fiモデルが308gである(Wi-Fi+Cellularモデルが312g)。Retina Displayを搭載した第3世代「iPad」と比べると、ひと回り小さいことがわかる。

 Apple製品が大好物な日経エレクトロニクス分解班は、発売日にiPad mini(Wi-Fiモデル、16Gバイト品)を入手した。もちろん分解しApple社の設計思想を探るためだ。

Contents

第1回:前回の経験を生かし、難なく分解に成功

第2回:Liポリマ2次電池の容量はiPadの約4割、筐体下部に強力に固定

第3回:ガラスからフィルム基板に変更されたタッチ・パネル

第4回:Retina対応ではない液晶パネル、供給メーカーは…

第5回:メイン基板は片面実装、目立つ“空きスペース”