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対象ユーザーも門戸も広げる ―VE全国大会 スペシャル・トークセッションから―(5/7)

2012/11/16 00:00
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瀬口 VEを普及する仕事をしている関係上申し上げると、今のお題である「Next Value Engineeringとは」で一番重要なのは、対象範囲を広げることだと思います。

 VEは、どうしてもハードに寄ってしまうのです。もちろんハードは大事ですよ。これは非常に有効な手段ですから。しかし、ハードは大事なんだけれど、やはり、経営そのものが対象であるべきなんです。

 私はまさにそれを実感していまして、経営全般に通用する例えば中期計画をつくるときにこの手法を使っていきます。ソフト面にも使っていきます。

 コストと一口に言っていますけれども、佐藤さんの話にもあったように、コストにも変動費、固定費があるわけです。ところが、変動費の対象は、主としてハードです。ですからVEが対象にしているのはハードになります。ところが固定費はほとんどソフトです。人間をはじめとする固定的な費用であって、図面をいくら描いても下がらないわけです。仕事のやり方を変えないと固定費は下がらないです。

 損益分岐点のグラフを思い浮かべると分かりますが、変動費の部分を下げるのもコスト低減の1つですが、固定費を下げるのも1つです。それは対象が違うのです。要するに、物(図面)が対象であるか、仕事が対象であるかということになるわけです。そういうところは認識して、今後は、ハードで使いこなしてきたValue Engineeringを、ソフトあるいは経営そのものに使うということが、Next Value Engineeringではないかと私は思います。

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