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VEとは原価低減なのか ―VE全国大会 スペシャル・トークセッションから―(1/7)

2012/11/12 00:00
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――トークセッションの最初のテーマは「VEは原価低減か」です。VEをやっていらっしゃる方は経営への即効的効果を求められる場面が多いと思います。「原価低減、原価低減」「なんでコスト削減できないのに、おまえらVEをやっているんだ」とばかり言われます。こんな指標を出せば、原価低減じゃなくても元気が出るよといったところからお聞かせください。

横田 原価低減がいけないというわけでは全くありません。VEが原価低減にすごく効果的だというのはすごく分かるんです。それが、日本の導入の中で適用事例が多かったのは事実ですし、それはすごくいいことだとは思います。私は公共事業に関係していましたから、公共事業のコスト削減でVEが役に立つのではないかということで勉強していきました。しかし、いろいろとさかのぼっていくと、実はVEはコスト削減じゃなかったんだと気付きました。

 VEにおいて価値(V)を高めるにはご存じのとおり4つのパターンがあります。でも議論されているは、いつも1つのパターンばかりです。習うのもコスト削減が中心で、いろいろある発表もやはりコスト削減総額が幾らだとか、コスト削減平均率が何%だとか、投資倍率が何倍だとか、いわゆる全てをコストで評価していくのが前面に出てしまっているところがすごくあります。

 公共事業というのは、納税していただく額を固定として考えると、ファンクションを上げるしかないわけです。そのときに、はたと困ったのが、コスト削減ばかりの論文、事例があるんだけれど、ファンクションを上げるための手段がないということです。これが、私の最初の障害というか、そこが最初の私の研究に火をつけたところなのかもしれないです。

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