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 2012年10月10日、経済産業省は「第5回 ロボット大賞」の受賞ロボットを発表した。このロボット大賞で「次世代産業特別賞」を受賞したのが、グローリーと川田工業の「フレキシブルな自動組立ラインを実現するヒト型ロボット『NEXTAGE』」である。

 両社は、グローリーの埼玉工場において、同ロボットを活用した流れセル生産ラインを構築しており、次世代の生産ラインの1つの在り方を示すものとして評価された。この解説記事では、グローリーや川田工業が、なぜそのような生産ラインを構築したのか、また具体的にどのような工夫によってそうしたラインを実現したのか、それらのポイントを紹介する。