フレンドの登録をしたユーザーであれば、離れた場所にいてもサーバーを通じた通信で、そのユーザーの状況を把握できる。
フレンドの登録をしたユーザーであれば、離れた場所にいてもサーバーを通じた通信で、そのユーザーの状況を把握できる。
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 無線通信機能を利用したユーザー同士の交流を促す手法は、すれちがい通信以外にもある。すれちがい通信で交流するには、半径数m程度に3DSが近づかなければならないという距離の「壁」がある。この壁を取り除けば、さらにユーザー同士が交流しやすくなる。

 そこで、離れた場所にいるユーザー同士で交流できる機能を3DSは備えた。それが「フレンドの登録」と呼ぶデータ登録機能だ。

 同登録を済ませたユーザーであれば、インターネット網を介してそのユーザーの状況が分かる(図)。メッセージのやりとりも可能だ。3DSが登録した無線LANのアクセス・ポイントと自動的に通信しており、そのアクセス・ポイントを通じてインターネット網にアクセスしている3DSであれば、フレンドの登録をしたユーザーの状況を把握できる。

 この機能は、3DSで新たに搭載された「いつの間に通信」を応用したものとみられる。いつの間に通信は、周囲にある無線LANのアクセス・ポイントを通じてインターネットに接続し、自動的に情報をダウンロードする機能。ゲームの追加データや3DS本体の更新データ、映像コンテンツなどを配信する。
――続く――