技術経営 技術者が知っておきたい経営と市場の最新情報
 

日本の常識が通用しない中国で奮闘する技術者たち

高橋 史忠、佐伯 真也=日経エレクトロニクス
2012/11/15 00:00
出典:日経エレクトロニクス、2011年4月18日号 、pp.46-47 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
印刷用ページ

エレクトロニクス産業のさまざまな環境変化にどう対応すべきか。技術者に求められるのは、自ら道を切り開いていく強い意志だ。突然訪れた転機に、技術者はどう動いたのか。=文中敬称略

 「新興国で頑張ってみないか」─。

村田(中国)投資の飯田氏

 国内のエレクトロニクス関連企業が中国やインドなど新興国市場の攻略を掲げる現在、技術者が上司から突然、冒頭のような言葉を掛けられるケースが増えて いる。大手電子部品メーカーである村田製作所の中国法人に勤務する飯田直樹(38、Murata(China)Investment社(村田(中国)投 資)経理─EMC技術 応用測定部)と田中啓之(39、Murata Electronics Trading(Shanghai)社(村田電子貿易(上海))産品経理─EMI濾波器、電感産品技術部 商品技術二科)も、そうした経験を持つ。

責任者として中国へ

 飯田が中国への赴任を打診されたのは2008年。村田製作所では、中国に同社として初となる電波暗室棟の建設に向けた検討が進んでいた。当時、日本など 先進国の機器メーカーによる中国進出が本格化し、中国国内の開発拠点も増えつつあった。さらには、中国や台湾のエレクトロニクス・メーカーの台頭も著し い。こうした状況に対応するため、村田製作所は電波暗室を使って機器メーカーの開発を技術的にサポートすることで、同社が手掛ける部品の販売増につなげようと考えていた。

 そこで、電波暗室棟を統括する技術者として白羽の矢が立ったのが、国内でEMC試験やEMI対策技術を開発していた飯田だった。想定外の話だったが、 「声を掛けてもらったのだから行こう」と、二つ返事で中国行きを決意する。これまでの業務で得たスキルを生かせるということが、赴任に向けた安心材料の一つだった。

開発支援サービスを強化
村田製作所は2010年7月、中国・台湾地域向けの販売統括拠点である村田(中国)投資に電波暗室棟(ムラタEMCセンター)を開設した。上海で機器メーカーの開発支援を強化することにより、中国・台湾などでの部品販売の拡大を狙う。
【技術者塾】
実践で学ぶ!システム設計力強化トレーニング(9/2・3開催)

~複雑化する製品の設計情報を見える化し、品質向上と開発効率化を実現~


システム・サブシステムにおいて、要求⇒機能⇒実現手段の順に段階的に設計案を具体化しながら、各段階において異分野の技術が相互に与える影響や背反事項のすり合わせを行うことが重要です。また、元々日本企業が得意なすり合わせをより効率的・効果的に行うために、設計情報を見える化し共通言語とすることが必要です。これらにより、システム目標の未達や見落としを防ぎ、品質向上と開発効率化の実現を目指します。詳細は、こちら
日時:2015年9月2日(水)・3日(木)
いずれも10:00~18:00
会場:京王品川ビル セミナールーム(東京・品川)
主催:日経テクノロジーオンライン
コメントする
コメントに関する諸注意(必ずお読みください)
※コメントの掲載は編集部がマニュアルで行っておりますので、即時には反映されません。

マイページ

マイページのご利用には日経テクノロジーオンラインの会員登録が必要です。

マイページでは記事のクリッピング(ブックマーク)、登録したキーワードを含む新着記事の表示(Myキーワード)、登録した連載の新着記事表示(連載ウォッチ)が利用できます。

協力メディア&
関連サイト

  • 日経エレクトロニクス
  • 日経ものづくり
  • 日経Automotive
  • 日経デジタルヘルス
  • メガソーラービジネス
  • 明日をつむぐテクノロジー
  • 新・公民連携最前線
  • 技術者塾

Follow Us

  • Facebook
  • Twitter
  • RSS

お薦めトピック

日経テクノロジーオンラインSpecial

記事ランキング