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HOMEスキルアップマネジメント転機――技術者という生き方 > 日本の常識が通用しない中国で奮闘する技術者たち

転機――技術者という生き方

日本の常識が通用しない中国で奮闘する技術者たち

  • 高橋 史忠、佐伯 真也=日経エレクトロニクス
  • 2012/11/15 00:00
  • 1/3ページ

エレクトロニクス産業のさまざまな環境変化にどう対応すべきか。技術者に求められるのは、自ら道を切り開いていく強い意志だ。突然訪れた転機に、技術者はどう動いたのか。=文中敬称略

 「新興国で頑張ってみないか」─。

村田(中国)投資の飯田氏

 国内のエレクトロニクス関連企業が中国やインドなど新興国市場の攻略を掲げる現在、技術者が上司から突然、冒頭のような言葉を掛けられるケースが増えて いる。大手電子部品メーカーである村田製作所の中国法人に勤務する飯田直樹(38、Murata(China)Investment社(村田(中国)投 資)経理─EMC技術 応用測定部)と田中啓之(39、Murata Electronics Trading(Shanghai)社(村田電子貿易(上海))産品経理─EMI濾波器、電感産品技術部 商品技術二科)も、そうした経験を持つ。

責任者として中国へ

 飯田が中国への赴任を打診されたのは2008年。村田製作所では、中国に同社として初となる電波暗室棟の建設に向けた検討が進んでいた。当時、日本など 先進国の機器メーカーによる中国進出が本格化し、中国国内の開発拠点も増えつつあった。さらには、中国や台湾のエレクトロニクス・メーカーの台頭も著し い。こうした状況に対応するため、村田製作所は電波暗室を使って機器メーカーの開発を技術的にサポートすることで、同社が手掛ける部品の販売増につなげようと考えていた。

 そこで、電波暗室棟を統括する技術者として白羽の矢が立ったのが、国内でEMC試験やEMI対策技術を開発していた飯田だった。想定外の話だったが、 「声を掛けてもらったのだから行こう」と、二つ返事で中国行きを決意する。これまでの業務で得たスキルを生かせるということが、赴任に向けた安心材料の一つだった。

開発支援サービスを強化
村田製作所は2010年7月、中国・台湾地域向けの販売統括拠点である村田(中国)投資に電波暗室棟(ムラタEMCセンター)を開設した。上海で機器メーカーの開発支援を強化することにより、中国・台湾などでの部品販売の拡大を狙う。

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