太陽光発電の総合イベント「PVJapan2012」。 2012 年12月5日(水)~12月7日(金)の3日間、幕張メッセ(千葉県美浜区)で開催します。 いよいよ第5回目を迎えるPVJapan2012。 太陽電池はもとより部品、材料、製造装置、施工まで、太陽光発電に関連する幅広い領域のほぼ全てを網羅しています。 太陽光発電の未来を見極めるうえで見逃せないイベントです。

PVJapanとは

  PVJapanは、太陽光発電の普及推進団体である太陽光発電協会(JPEA)と、マイクロエレクトロニクス製造装置、材料業界の国際工業会SEMIが共同で主催する太陽光発電の総合イベントです。展示会とセミナーから成るこのイベントは、太陽光発電の普及に向けて業界の最新動向を発信することを目的に企画されました。

  今回のPVJapanは、例年以上に大きな盛り上がりを見せることが期待されています。2012年7月から再生可能エネルギーの固定価格買取制度が日本で施行されたからです。これを契機に、太陽光発電に関連するビジネスが活気づいてきました。実際、従来は住宅用が市場の8割を超えていましたが、2012年7月以降、住宅用以外の太陽電池の市場が大きく伸びています。こうした中で積極的にビジネスを展開しようとしている方々にとって、いち早く情報を収集できる格好の場がPVJapanと言えるでしょう。

注目の特設展示コーナー「プラザ」

  幕張メッセのホール9~ホール11を使った展示会場は、来場者が効率よく見学できるように分野別に五つの「ゾーン」に分かれています。具体的には「太陽電池/応用製品」「システム/BOS/スマートネットワーク関連」「製造装置/部品・材料・施設関連/検査/測定機器」「各種施工関連」「その他関連製品/技術/サービス/自治体」といった五つのゾーンです。

  このほかに例年、市場の動向をふまえて企画している「プラザ」と呼んでいる特設展示コーナーも設けます。今回は、「メガソーラープラザ」と「新素材太陽電池プラザ」の二つです。メガソーラープラザでは、企業誘致に向けた地方自治体による情報提供や、企業マッチングのための情報提供のほか、施工・設置に関する相談コーナーを開設します。新素材太陽電池プラザでは、色素増感太陽電池、化合物太陽電池、フレキシブル太陽電池、フレキシブルCIGS薄膜太陽電池を使用したポータブルフレキシブルソーラー蓄電セットなど、次世代型太陽電池の技術を披露する予定です。

図 PVJapan2012の会場レイアウト(幕張メッセ ホール9~ホール11)

様々なセッションが開かれる専門セミナー

  展示とともに見逃せないのが併催のセミナー・イベントです。基調講演に当たる「Executive Forum」のほか、太陽光発電に関連する最新技術などをテーマにした「専門セミナー」を開催します。「マーケットトレンド」「PV 発電ビジネス」「次世代太陽電池」「結晶シリコン系太陽電池」「電力システム技術」「材料・高信頼性技術」といった有料セッションに加えて、「薄膜系太陽電池」や「施工・設置技術」をテーマにした無料の特別セッションも開く予定です。

 専門セミナーのほかに「普及セミナー」も開催します。ここでは、施工技術者の認定制度と点検ガイドラインの解説など太陽光発電の普及に関連する話題をテーマにしたプログラムが用意されています。SEMIが推進する標準化活動やその成果を紹介する「PV市場拡大を支えるSEMIスタンダード活動ワークショップ」も開催する予定です。