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第1回 救急医療の現場が開発した「GEMITS」(1/2)

ICTを活用し、短時間での決断を支援

2012/10/29 00:00
出典: 日経エレクトロニクス,2011年6月27日号 ,pp.122-125 (記事は執筆時の情報に基づいており,現在では異なる場合があります)
タイトル
小倉 真治氏
岐阜大学大学院 医学系研究科 救急・災害医学 教授 同大学医学部附属病院 高次救命治 療センター長
(写真:皆木 優子)

救急医療情報流通システム「GEMITS」。救急医療に必要な真のニーズを踏まえ、現場に携わる医師が自ら開発したシステムである。ICTの活用 により、時間との闘いを強いられる医師の決断を支援することを狙う。さらに同システムは、将来の医療インフラ/医療サービスのあるべき姿まで見据えている。このシステムの概要について、開発者である小倉氏が語る。(小谷 卓也=日経エレクトロニクス)

 私は、救急医療に携わっている。限られた時間内に適切な治療を施さなければ患者を救命できないのが、救急医療である。この現場に実際に関わっている者と しての視点から、本当に必要だと考えるシステムを我々は自ら開発した。「GEMITS(global emergency medical supporting intelligent transport system)」と呼ぶ救急医療情報流通システムである。現在、岐阜県を中心に同システムの実証実験などを進めている。

 2011年6月には、GEMITSの考え方や取り組みを全国に広げることを狙ったコンソーシアム「GEMAP(GEMITS Alliance Partners)」を設立した。幹事会員として、トヨタ自動車やデンソー、NTTデータ、OKI、日本光電工業などの企業が参加している(図1)。

図1 GEMITSを全国に広げるためのコンソーシアムを設立 
図1 GEMITSを全国に広げるためのコンソーシアムを設立 
GEMITSを全国に広げるためのコンソーシアム「GEMAP」が2011年6月に発足した。

 以下では、救急医療の現場の実態やGEMITSの概要、進行中のプロジェクトなどについて、その一端を示す。

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