家電・モバイル ボリュームゾーンの最新動向を知る
 

【連載15回】ジェスチャー入力に飛び付く中国企業、参照デザインの登場が後押し(その4:分解編)

根津 禎=日経エレクトロニクス
2012/11/05 00:00
出典:日経エレクトロニクス、2011年2月7日号 、pp.19-22 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
印刷用ページ
メイン・コントローラには電子部品が搭載されているが,サブ・コントローラには重りしかない。メイン・コントローラの主な部品は各種ボタン部品やマイク,制御用マイコン,得られたデータをセンサ装置に無線で送信するRFモジュールなどと,シンプルな構成を取る。
メイン・コントローラには電子部品が搭載されているが,サブ・コントローラには重りしかない。メイン・コントローラの主な部品は各種ボタン部品やマイク,制御用マイコン,得られたデータをセンサ装置に無線で送信するRFモジュールなどと,シンプルな構成を取る。
[クリックすると拡大した画像が開きます]

 今回のような光学方式を採用したのは,低コスト化と処理負担の軽減のためとみられる。モーション・センサが不要な分,コントローラの構成をシンプルにできるだけでなく,設計作業の負担も軽減できる。「検知する動きや範囲に制限が設けられるが,チューニングする要素が減るため設計は楽になる。演算処理も減るのではないか」と,分解した技術者は推察する。

 i-dongはパソコンやSTBなど不特定多数のホスト機器と接続する。演算処理の負荷を低減することで,なるべく多くの機器で利用できるようにする狙いがありそうだ。
 
 メイン・コントローラ内部には,各種ボタン部品やマイク,センサ装置と通信するRFモジュールのほか,これらの制御を担うマイコンが搭載された基板があるだけだ(図5)。一方,サブ・コントローラに至っては,電子部品は一切なく,重りしか搭載していない。重さをメイン・コントローラとほぼ同じくし,バランスを取るためのようだ。こうしたコントローラの構成を見たある技術者は,「メイン・コントローラは300円ほど,サブ・コントローラは数十円ほど」と,コストを見積もる。

赤外光源の設計に注力


 コントローラは極めて簡素な構成を取るが,センサ装置の方は,「意外にしっかりと設計されている」(分解した技術者)との評価だ。特に注力したとみられるのが,光源部分である。

 赤外LED上にやや特殊な形状をしたレンズ部品が載せられている。LEDからの光を集光後,効率良く拡散させるのが目的のようだ。なるべく多くの赤外光をコントローラ先端部に到達させ,反射させるためとみられる。これにより,動き検出の精度向上や範囲拡大につながる。一方,その他の部品は汎用品を多用している。そのため,センサ装置の原価は3000円ほどと推察される。

コメントする
コメントに関する諸注意(必ずお読みください)
※コメントの掲載は編集部がマニュアルで行っておりますので、即時には反映されません。

マイページ

マイページのご利用には日経テクノロジーオンラインの会員登録が必要です。

マイページでは記事のクリッピング(ブックマーク)、登録したキーワードを含む新着記事の表示(Myキーワード)、登録した連載の新着記事表示(連載ウォッチ)が利用できます。

協力メディア&
関連サイト

  • 日経エレクトロニクス
  • 日経ものづくり
  • 日経Automotive
  • 日経デジタルヘルス
  • メガソーラービジネス
  • 明日をつむぐテクノロジー
  • 新・公民連携最前線
  • 技術者塾

Follow Us

  • Facebook
  • Twitter
  • RSS

お薦めトピック

日経テクノロジーオンラインSpecial

記事ランキング