前回までの3回は、多くの機械製品には電気・電子部品が組み込まれており、機械設計と電気・電子設計の融合、すなわちエレ/メカ連携が不可欠になってきていることに触れた。加えて、現状のエレ/メカ連携はコンピュータの発達に伴って機構設計で培われてきたCADという環境の上に構築される形で進んでおり、メカ/メカ連携の域を脱していないと説明した。それでは、真のエレ/メカ連携はどのようにしたら実現できるのか──。今回からは、筆者らが提案する「N-BREATS」と呼ぶ方法論を紹介しつつ、そのための方向性を解説する。
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