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第7回:設計基盤の構築(上)

宮木邦宏=O2 技術ディビジョン シニアコンサルタント
2012/10/19 00:00
出典:日経ものづくり、2010年6月号 、pp.74-75 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
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 3次元設計開発プロセスの構築において、自分たちはどのような弱点や問題点を抱えているのか、その克服に向けどのような活動を推進していくべきなのか──。本連載の第1~6回は、それを判定するための「プチアセスメント」と、その判定結果から今後の活動の方向性をつかむ「7つの活動類型」について紹介した。今回からは、その活動の中身がテーマになる。

 我々の経験からいうと、プチアセスメントの結果、「堅実型」以外の6つの活動類型に該当しているケースでは、3次元設計開発プロセスの展開において何らかの問題を抱えている。中には、3次元設計のための基盤がしっかりと構築できていないケースが多々含まれている。3次元設計開発プロセスの展開を成功に導く上で、そうした基盤の構築は非常に重要なものである。そればかりか、活動の早期に取り組むべきものといえる。そこで、今回からは「3次元設計の強固な基盤づくり」をテーマに解説する。

ベテランの知見を与える基盤

 「3次元設計の強固な基盤」とは、端的にいえば「経験の乏しい設計者にもベテラン設計者の知見を与え、より高いレベルの開発を実施できるようにするための、土台やインタフェースとなるもの」である。

 通常、製品開発の裏には技術やノウハウの蓄積があり、それらを有効に活用することで競争力の高い製品の開発が可能になる。既存の技術やノウハウをうまく引き出し、日常の開発業務でストレスなく利用していくことができれば、設計者に気付きを与えたり、正しい判断に導いたりすることができる。我々は、そのための土台やインタフェースとなるのが「3次元設計の基盤」であると考えている()。

図●3次元設計基盤のイメージ
3次元設計開発プロセスの構築に向けた取り組み内容(A~H)と具体的な活動テーマの関係を示したもの。3次元設計基盤はC~Hの取り組みを進める上で土台となるもので、ピラミッドの底辺部分に相当する。
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