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第3回:業務改革レベルの自己評価(下)

宮木邦宏=O2 技術ディビジョン シニアコンサルタント
2012/10/10 00:00
出典:日経ものづくり、2010年4月号 、pp.76-78 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
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5グループに○を目標に

 前回の自己評価結果を、表1と比較していただきたい。○が付いた質問グループが、どのフェーズのものかが分かるようになっている。例えば、質問グループAやBが○だった場合には、設計インフラ整備はほぼ終了していることを示している。逆に×が付いている場合には、そのフェーズの活動が不完全であることが分かる。

表1●各質問と構築フェーズの関係

 設計インフラ整備フェーズ、ないしは設計効率化フェーズに属する多くの質問グループ(具体的にはA~E)の評価が○であることを期待したいところではあるが、結果が悪くても悲観する必要はない。それよりは、繰り返しになるが、これからの改善のためにどのような弱みがあるかを正しくつかむことが大事である。

 どの項目に○がついていれば平均レベルなのか、また、どの程度であれば及第点なのかが気になるところであろう。単純比較はできないが、我々が行ってきたクイックアセスメントの結果を今回のプチアセスメントの質問項目に照らしてみると、平均値は8グループ中3つが○というレベルである。

 しかし及第点としては、8グループ中5つには○が付いてほしいと考えている。かなり高い目標であると思われるかもしれないが、実際に3次元設計の特性を生かし、効率よく開発を行っていこうと考えるのであれば、このレベルをクリアすることが求められる。

 3次元設計が早くから定着している米国では、知る限りの情報に照らし合わせると○の数は平均4~5個になるのは間違いのないところであるし、及第点に達する企業の割合も日本より数倍高い。確かな統計を持ち合わせているわけではないが、我々の経験上、韓国や中国、台湾でも、恐らく日本企業の評価結果を上回るレベルまで来ている企業が多いと予想している。

 少なくとも、2次元設計を経験せずに最初から3次元設計を行っている企業では、設計インフラ整備フェーズや設計効率化フェーズの質問に、多くの○が付くことになるだろう。このような状況を踏まえれば、○が3つ以下だった企業では早急に何らかの有効な取り組みをすることが必要と認識した方がよい。

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