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第2回 HTML5でGoogle社とApple社の呪縛を断ち切る

中道 理=日経エレクトロニクス
2012/09/11 00:00
出典:日経エレクトロニクス、2012年7月9日号 、 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
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HTML5の三つの効用

 Google社とApple社以外のプラットフォーム企業が、HTML5を採用するメリットは大きく三つある。第1に現在問題が顕在化しているAndroidとiOSのプラットフォーム分断(フラグメンテーション)をうまく利用して、自社のプラットフォームに多くの開発者を呼び込むことができること(図3)。第2にGoogle社とApple社のビジネスモデルや意向の影響を排除できるようになること。第3にプラットフォームに依存しない機器間連携が可能になることである。

図3 アプリのHTML5化で機器間のギャップを埋める
Apple社とGoogle社以外のソフトウエア・プラットフォーム・メーカーは、HTML5アプリ実行環境を用意し、開発者にHTML5でのアプリ開発を促す。 ただし、アプリのパッケージは各社各様であるため、アプリ・ファイル自体には互換性がない。
[画像のクリックで拡大表示]

 第1のメリットの根幹にある「フラグメンテーション問題」とは、同じアプリであってもAndroidとiOS、さらに、Android間でもプログラムを作り分けなければいけないというものだ。

 一般にAndroidのアプリ開発ではJava、iOSのアプリ開発ではObjective-Cという言語を使う。しかし、「JavaとObjective-Cの両方のプログラミング・スキルを持つ者は少ない」(ソフトウエア開発者)。同じアプリであっても、それぞれのプラットフォーム向けに異なる開発者人材を用意しなければならない。

 Androidを搭載したスマートフォンでは、プラットフォームのバージョン、機種の組み合わせが膨大である。しかも、その挙動は組み合わせごとに違う。そのため、アプリ開発者はアプリの検証作業に頭を抱えている。

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