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 2011年夏、多くの工場で商用電力の消費が大幅に制限される。その率、2010年実績の15%。とりわけ以前から省エネルギ化を進めてきた工場には、15%という数字は重くのし掛かる。効果が大きいのは自家発電や夜間操業といった手段だが、これらに頼りすぎては競争力が落ちる。2011年夏以降も同様の電力制限を受ける可能性がある。将来を見据え、エネルギの消費効率を改善しなければならない。苦しい環境下、緊急対応と体質強化の両立に挑む工場の節電事例を紹介する。