設計・生産 ものづくり現場の競争力アップに貢献する
 
桜井 淳=物理学者・技術評論家
2012/07/27 00:00
出典:日経ものづくり、2012年7月号 、pp.80-84 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
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 東京電力が公開した報告書『福島第一原子力発電所 東北地方太平洋沖地震に伴う原子炉施設への影響について』には、従来機密扱いされてきた福島第一原発1~6号機に関する技術項目や事故時の各種プラントデータ、さらには同データに基づく苛酷炉心損傷事故の解析結果などが記載されている1、2)。この報告書は、事故の全貌を把握する上で不可欠な資料であることに間違いはない。しかしその一方で、読めば読むほど新たな疑問点が浮上してくる。それらはおそらく、東京電力もまだ解明できていない問題に違いない。

 その問題とは、[1]2号機と3号機の隔離時冷却系の停止原因、[2]同じく2号機と3号機の高圧注入系の停止原因、[3]環境への放射性物質の漏洩ルート、[4]2号機の原子炉格納容器圧力抑制室の損傷原因、[5]各所における炉心溶融物の存在形態と量、の5つである。

 本稿では、この中から、公表されたデータなどに基づいて現段階で考察可能な[3]と[4]の問題を考える。

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