海外でのソーシャルゲームの足がかりを確かなものに

――2012年の目標をお聞かせください。

田中氏:今年は海外でのソーシャルゲームの足がかりを確かなものにしたいです。

――カードバトル型のソーシャルゲームは海外でも受け入れられそうでしょうか。

田中氏:やってみないと分かりませんが、今までも日本の成功事例が海外で受け入れられてきた実績がありますので、チャレンジしていきたいと思います。

 日本は一人当たりの課金額が高い国ですが、米国は低いという実態があります。我々のゲームを展開して、どういう動向になるのか、非常に楽しみです。

「海外でのソーシャルゲームの足がかりを確かなものにしたい」と話す田中氏

――海外向けは海外のスタジオで制作する形でしょうか。

田中氏:はい。米国や欧州の子会社の拠点で作っていきます。

――これまでパッケージタイトルを制作してきた地域でソーシャルへのシフトを進めるということですね。

田中氏:そうですね。ソーシャルゲームで積み上げていきたいです。

――アジアでの展開はいかがでしょうか。

田中氏:アジアの中に中国を含めるか含めないかで見方が変わりますが、アジアはマーケットとして期待できそうな地域ですね。楽しみです。

――ありがとうございました。


※取材は2012年2月下旬に行いました。
この記事は日経トレンディネットから転載したものです。