トヨタ自動車は2010年11月に開催した「トヨタ環境技術取材会」において,全固体電池を初めて披露した。試作品は10cm×10cm程度のラミネート型セルとなる。全固体電池は,電極を複数積層することでセル内を直列につなぐことができ,大電圧のセルを作製することが可能である。今回の試作セルは,正極と固体電解質,負極の組み合わせを4層重ねているため,セルの平均電圧は3.6V×4=14.4Vとなる。展示では,充電後すぐの状態だったため,16.26V(1層当たり4.065V)と高い数値を示していた。
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