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HOMEエレクトロニクス電子デバイス現地調査会社が分析する中国家電市場 > 第6回:中国FPDテレビ市場、2011年の総括と2012年の展望

現地調査会社が分析する中国家電市場

第6回:中国FPDテレビ市場、2011年の総括と2012年の展望

  • 彭 健=All View Consulting、宋 玉敏、北原 洋明=テック・アンド・ビズ
  • 2012/01/05 18:30
  • 1/4ページ

 「2011年度中国電子信息産業経済運行およびカラーテレビ業界研究発表会」が、2011年12月28日に北京で開催された(同会議の中国語サイト)。この会議では、これまで行われてきた「家電下郷」や「以旧換新」などの政策の分析、2011年の中国テレビ業界発展状況のまとめ、および2012年の予測について議論された。
 この会議の主催者でもあり中国のカラー・テレビ市場に詳しい中国All View Consulting(AVC)社北京奥維営銷咨詢公司)のFPD研究センター総経理の彭健(Peng Jian)氏の講演内容を引用しながら、2011年の中国カラー・テレビ市場の状況と2012年の予測についてレポートする。
 なお、この会議では、「平板テレビ名詞術語規範」「スマートネットテレビ・アフターサービス規範」「デジタルスマートコンタクト技術規範」が発布され、2011年度の優秀なテレビ・ブランドの表彰式も行われた。これらについては別途レポートしたい。(テック・アンド・ビズ)

(1)2011年の中国カラー・テレビ市場の総括

2011年の中国液晶テレビ市場は10%強の成長

 2011年の中国国内のカラー・テレビ小売台数は4183万台、対前年同期比で4.5%成長した。このうち、液晶テレビ(平板テレビと呼ばれる)の販売台数は3683万台で、対前年同期比の成長率は10.6%だった(図1の2011年の月ごとの平板電視販売台数を参照)。一方、プラズマ・テレビの販売台数は208万台、対前年同期比30.8%増である。また、CRTテレビの販売台数は対前年同期比50.9%減の228万台である。

 液晶テレビの成長率推移を見ると、2008年は60%、2009年は90%、2010年は40%弱であり、さらに2011年の10.6%という数値を見ると、液晶テレビの浸透率がほぼ上限に達したことが分かる。2012年のFPDテレビの国内販売台数は3990万台、対前年同期比9.1%の成長と予測される。

図1 2011年の月ごとの中国市場における液晶テレビ販売台数の推移
販売台数(青いバー)のピークは1月の正月商戦、5月の労働節商戦、10月の国慶節商戦である。赤線は対前年同期比。AVC社の彭健(Peng Jian)氏の講演資料より。
[画像のクリックで拡大表示]

「家電下郷」は一定の効果を上げた

「以旧換新」政策は予定通り2011年12月をもって終了し、「家電下郷」政策も2013年の初めまでには終了する予定である(先だって山東省、河南省、四川省、青島市は2011年11月までに既に停止している)。家電下郷の効果として、2011年11月までに、家電下郷対象製品の累計売上台数は2億1000万台、売上高は4874億人民元に達した。

 家電消費を後押ししてきたこれらの政策の終了は、今後の中国市場の成長に大きく影響する。このため、商務部は新たな消費刺激施策を検討しており、多くの業界関係者が今後の動向に注目している。なお、これらの政策の効果の詳細分析と今後の新たな政策に関しては、別途レポートする予定である。

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