2011年の中国国慶節期間(10月1~7日)におけるFPDテレビの販売結果とその分析および2012年春節商戦の見通しについて、中国All View Consulting(AVC)社 社長のStar Yu氏が、「FPD International 2011」(10月26~28日、横浜パシフィコで開催)のD-02 特別セッション/中国「中国FPD産業の現状と海峡両岸協力の展望および日本の役割」の講演で語った。講演内容のポイントを紹介する。

中秋節から国慶節にかけてのFPDテレビ販売台数は合計700万台

 国慶節期間中のFPDテレビ販売台数は280万3000台で、このうち液晶テレビは対前年同期比6.5%増の264万1000台だった。販売ピークは、国慶節直前の週末である法定休日(9月30日~10月3日)と10月7日に集中していた(図1)。

 中秋節と国慶節を含めた国慶節販促期間(2011年第37週 ~第41週)のFPDテレビ販売台数は703万台で、このうち液晶テレビは対前年同期比7.7%の658万台、プラズマ・テレビは対前年同期比17.7%の45万台だった(図2)。

図1
図1 国慶節期間中の1日ごとの薄型テレビ販売結果
出典:AVC社 社長のStar Yu氏の講演資料

図2
図2 中秋節から国慶節にかけての薄型テレビ販売結果
出典:AVC社 社長のStar Yu氏の講演資料