家庭用ゲーム機「Xbox360」向けのジェスチャー入力コントローラ「Kinect」をパソコンやLinux搭載ボードに接続することで、ジェスチャー入力対応機器を簡単に開発できる。世界初のKinect向けソフトウエア開発の解説本「KINECTセンサープログラミング」(秀和システム発行)を執筆した著者が、Kinectを利用した機器開発の実際を解説する。 (本誌)
連載
Kinectで作るジェスチャー入力対応家電
目次
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第3回:OpenNIとMS SDKを比較
Kinect向けソフトウエアの開発に利用できるSDKには、今のところOpenNI注4)とMS SDK注5)の2種類がある。それぞれの利点を図6に簡単にまとめた。本稿では、2011年7月時点での最新バージョンである「OpenNI 1.3.2.1(およびNITE 1.4.0.5)」と「Kinect fo…
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第2回:マウス代替から医療,芸術まで
今回はKinectの機能を説明する。以下の機能を組み合わせることで、従来のデバイスでは不可能だったり困難だったりする機能を実現できる。
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第1回:ゲームの枠を飛び越える
Kinectは、米Microsoft社の家庭用ゲーム機「Xbox360」のジェスチャー入力コントローラとして、同社が2010年11月に発売した周辺機器である(図1)。特徴は、ゲームをプレーする際にコントローラを持つ必要がないことだ。Kinectがプレーヤーやその骨格を認識することで、プレーヤーの体…