ロサンゼルス・オリンピックでのカラー画像の電送実験を無事乗り切ったキヤノン開発陣。 その勢いを駆って約2 年という短期間で業務用の電子スチルカメラを製品化し,「世界初」の称号を手中に収める。 だが,市場の反応は芳しくない。プロ向けとしては画質がまだまだ足りないのだ。 それならばと民生用に舵を切り替え,電子スチルカメラの小型化や低コスト化を追求するも苦戦が続く。 そんな開発陣に,ある決断が伝えられた。
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