家電用モータの世界で今,革新が起こっている。特に,洗濯乾燥機用のモータの進化が顕著だ(図1)。東芝ホームアプライアンスは,2009年秋に発売した2010年モデルにおいて,磁石の磁力を変化させる「可変磁力」方式のモータを実用化した。永久磁石の磁力を変化させて,低回転時と高回転時のモータの特性を切り替える“離れ業”を実現している。あるモータ機器の開発者は,「これまでにない幅広い回転領域でモータの特性を向上できる興味深い取り組みだ」とする。
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