2008年1月,「International CES」の会場で聴衆をあっと驚かせる発表があった。松下電器産業が米Google Inc.と提携し,「YouTube」の映像を直接表示できるテレビを公開したのだ。しかもこのテレビ,ハードウエアは従来機とほとんど同じ。ソフトウエアの追加だけで新機能を実現している。YouTubeテレビに限らず,レコーダーや携帯電話機にも,ユーザーをうならせる新製品が続々と登場している。それらの心臓部はいずれも,松下電器が開発した「UniPhier(ユニフィエ)」と呼ぶ基盤技術(プラットフォーム)を利用している。