タイトル

 日産自動車が2010年12月に発売した電気自動車(EV)「リーフ」。EVとしてはかつてない規模での量産、通信機能を持つカーナビと連動させて充電施設を案内、航続距離を延ばせるようにLiイオン2次電池の管理を徹底など、注目ポイントは数多い。LEDヘッドランプが標準搭載されたことも忘れてはならない。

 リーフのLEDヘッドランプの開発を担当したのが、市光工業である。「世界最高の省電力性能」(同社)を低コストで実現するために、白色LEDが発する光の損失を抑えつつ所望の配光特性を得る工夫や、白色LEDを効果的に放熱して発光効率を高く保てる対策を施したという。対策とは、一体、どのようなものなのだろうか。市光工業に聞いた。