タイトル

半導体やMEMS(micro electro mechanical systems)の技術を駆使したデバイスが医療に革新をもたらす。そうした状況が2010年頃を境に訪れそうだ。これまで1日以上かかっていた血液検査を数十分で完了 し,その場で病気の前兆を見つけるバイオ・チップ。そのようなデバイスを2~3年以内に製品化するために,半導体・電機メーカーがこぞって開発に力を入れ始めた。各社は,電子機器への搭載で培った半導体やMEMSのノウハウを医療に応用する。これによって,病気にかかわるDNAやタンパク質を小型のチップで短時間に解析できるようになる。