家電・モバイル ボリュームゾーンの最新動向を知る
 
北郷 達郎
2011/02/28 00:00
出典:日経エレクトロニクス、2009年11月16日号 、pp.66-67 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
印刷用ページ

 ネットワーク基板には,3G用のモジュールとして,米Qualcomm Inc.の「Gobi2000」が搭載されていた(図3)。Gobi2000は最新の多機能品である。「パソコンで採用されたのはこれが初めてではないか」(パソコン・メーカーの技術者)。最新の品種であるため,多少コスト的にもかさむとみられる。おそらく,それを許容してでも省スペース性を重視し,採用に踏み切ったのだろう。VAIO XでGPSを最初に有効にすると,自動的にGobi2000のドライバが導入される。つまり,GPS機能はGobi2000で実現している。結果として,3Gモジュール以外にハードウエアを増やすことなく,GPS機能を盛り込めた。これがGobi2000を採用した一因と考えられる。

図3 ネットワーク基板
Ethernetのコントローラと,3Gの通信モジュールを装着している。WiMAXモデルではこの部分を差し替える。

 ストレージ装置をSSDに限定し,HDDのオプションを用意しなかった点にもVAIO Xの薄型化へのこだわりを見て取れる。採用したSSDはモジュール型と呼ばれる,部品を実装したプリント基板がむき出しになったもの。HDDのような筐体を省ける分,薄型化や軽量化が可能になる。容量はソニーの直販サイト「ソニースタイル」で選択できる。64Gバイト品では,カスタム版のSSDを採用した(図4)。128Gバイト品と256Gバイト品はインタフェースがSerial ATAの品種を採用している。AtomのチップセットはパラレルのATAしか対応していないため,Serial ATAとの変換ボードを追加した。

図4 SSD
写真の64Gバイト品は,パラレルATAのインタフェースを標準で備えたカスタム品である。128Gバイト品と256Gバイト品は,Serial ATAのコントローラに,パラレルATAの変換機を付けて実装している。
【9月15日(火)開催】触るインタフェース(応用編)
~ウエアラブルと身体性から読み解く次世代インタフェース~


ウエアラブルデバイスで触覚情報を利用するための基礎と最新技術や、全身触覚と身体性に着目した新しい触覚インタフェースの新潮流について解説する。この分野に精通する3人の講師が、様々な研究開発例とその実装方法を紹介する。詳細は、こちら
会場:BIZ新宿 (東京・西新宿)
コメントする
コメントに関する諸注意(必ずお読みください)
※コメントの掲載は編集部がマニュアルで行っておりますので、即時には反映されません。

マイページ

マイページのご利用には日経テクノロジーオンラインの会員登録が必要です。

マイページでは記事のクリッピング(ブックマーク)、登録したキーワードを含む新着記事の表示(Myキーワード)、登録した連載の新着記事表示(連載ウォッチ)が利用できます。

協力メディア&
関連サイト

  • 日経エレクトロニクス
  • 日経ものづくり
  • 日経Automotive
  • 日経デジタルヘルス
  • メガソーラービジネス
  • 明日をつむぐテクノロジー
  • 新・公民連携最前線
  • 技術者塾

Follow Us

  • Facebook
  • Twitter
  • RSS

お薦めトピック

日経テクノロジーオンラインSpecial

記事ランキング