• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

HOMEエレクトロニクス電子デバイス現地調査会社が分析する中国家電市場 > 第3回:インターネット・テレビ市場の現状と行方――苦境の後,希望が見えてくる

現地調査会社が分析する中国家電市場

第3回:インターネット・テレビ市場の現状と行方――苦境の後,希望が見えてくる

  • 黄 巍=All View Consulting Co., Ltd.(AVC)
  • 2010/11/02 00:00
  • 1/2ページ

 中国では日本よりもインターネット・テレビが普及している。その現状と中国市場特有の課題,および将来動向を中国現地の調査会社の視点で分析する。2010年は中国インターネットテレビ端末市場にとって、販売台数が短期間で大きな増減を繰り返し,尋常ではない年になった。その背景には政府の政策が大きく影響している。

大きな増減を繰り返した2010年のインターネット・テレビ販売台数

 2010年のインターネット・テレビ販売台数は大きく揺れ動いた。それは以下の三つのフェーズに分けられる。①年初のブーム,インターネット・テレビの普及が始まった時期,②第2四半期に入って一時的な停滞期に陥った,③第3四半期には再び上昇する機運が見られる。

 当社の調査データによると,それぞれの時期に対して,市場の動きは以下のようになる。①4月に中国小売市場でのインターネット・テレビの販売量は全体のテレビ販売量の12.0%を占め,4.4ポイントも上昇した。前4カ月の販売総量は2009年の年間総量を超え,販売金額は81億5000万元に達した。②2010年4月以後の3カ月間,中国の小売市場でのインターネット・テレビの販売量はテレビ全体の販売量の12%前後にとどまり,インターネット・テレビ市場は景気の谷に入った。③2007年7月に中国の小売市場でのインターネット・テレビの販売量は,テレビ全体の販売量の13.7%に上った。

図1 2010年の中国小売市場でのインターネット・テレビの販売規模,およびテレビ全体に占める比率
AVCのデータ。
[画像のクリックで拡大表示]

政策に振り回された2010年上半期

 それぞれの時期での変動の背景を分析すると,以下のようになる。

 ①2010年1月から政府が三網融合(電信・インターネット・有線テレビ放送の三つの「網」の融合)によるマルチメディアを推進する政策を打ち出したことで,中国国内のインターネット・テレビ市場は仕入れ,販売ともに盛んであった。2010年3月に中国国内テレビ・メーカーは各自の製品企画と新製品を集中的に発表したが,その中でインターネット・テレビは非常に重要な地位と大きな比率を占めた。TCL社,CHANGHONG社,SKYWORTH社などのメーカーが構築したコンテンツ・プラットフォームは,映画やテレビ,エンターテインメント,教育,情報など多くの面に及んだ。また,テレビ・セット・メーカーは上流の産業チェーンを組み立てる戦略意図を示した。

【技術者塾】(6/3開催)
センサ情報活用のためのセンシングモデル化の基礎と応用


センサの活用のためには、センシング対象をいかにモデル化するかが技術構築の上で鍵となり、数理的・信号処理的や人工知能論的アプローチの活用が基本となります。本講演では、モデル化過程において幅広く使えるこれらのアプローチの基礎をできる限り実利用に沿う形で解説します。詳細は、こちら
日程 : 2016年6月3日
会場 : BIZ新宿 (東京・西新宿)
主催 : 日経エレクトロニクス

おすすめ