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第2回:あらゆる機器へ搭載狙うUSB,HDMIは携帯機器に再挑戦

根津 禎=日経エレクトロニクス
2009/09/07 00:01
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出典:日経エレクトロニクス、2009年2月23日号 、pp.38-41 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
(前回から続く)

周辺機器インタフェースの代表格「USB」に,8年ぶりの次世代仕様が登場する。AV機器を席巻する「HDMI」も,次世代仕様が間もなく姿を現す。これまでパソコンと携帯機器はUSB,据置型AV機器はHDMI,という区分けがあった。だが,この状況が大きく変わりつつある。次世代仕様の登場で,両規格が携帯機器市場を舞台に対峙する。勝つのはUSBかHDMIか――。

 インタフェースにとって,規格争いは宿命だ。新しい規格が出ては消え,また生まれていく中で,強いものだけが生き残る。

 厳しい生存競争で,ひときわ輝かしい戦歴を誇るのがUSBである。1996年の登場以来,数々のインタフェース規格に打ち勝ちながら勢力を拡大してきた(図1)。

図1 HDMIとUSBが携帯機器で競合
1990年代後半に誕生したUSBは,USB 2.0がきっかけとなり,パソコンや携帯機器などに,急速に普及していった。一方,HDMIは主に,AV機器の分野で幅広く普及している。次世代仕様では,携帯機器への普及を目指す。現行のMicro USBや,USB 3.0のMicro仕様と競合しそうだ。
[画像のクリックで拡大表示]

 初代の「USB 1.0/1.1」は,マウスやキーボード用途で採用を伸ばし,従来利用されていた「PS/2」やパラレル・ポートの役割を奪った。2000年4月に登場した高速版である「USB 2.0」では,AV機器業界が強力に推進する「IEEE1394」と真っ向勝負し,その存在を隅に追いやった。

†PS/2=キーボードやマウスを接続するためのインタフェース規格。IBM社のパソコン名に由来する。

†IEEE1394=AV機器とパソコン,パソコン用周辺機器間などを接続するために利用するシリアル・インタフェース。圧縮した映像データを,途切れることなくやりとりするためにIsochronous転送モードを備える。

 USBは給電機能を武器に,携帯機器へも浸透した。携帯機器向けの小型コネクタである「Mini仕様」や「Micro仕様」など次々に拡張し,デジタル・カメラやメディア・プレーヤー,携帯電話機などに食い込んだ。今やUSBは,パソコンや携帯機器にとって不可欠の存在となっている。

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