米Palm Inc.の「Palm Pre」
NTTドコモの「HT-03A」

 米Apple Inc.が2007年に発売した「iPhone」は,携帯電話機の使い方を大きく変えた。日本以外ではパッとしなかった携帯電話機からのインターネット利用を世界中に広め,携帯電話機向けのアプリケーション・ソフトウエア市場を一気に立ち上げた。その成功の一因は,タッチパネルを用いて斬新な操作感を実現したことにある。

 iPhone以降,同様な市場を狙った端末が次々に登場している。その急先鋒が,米Google Inc.のソフトウエア「Android」を用いた携帯電話機や,米Palm Inc.の最新機種「Palm Pre」である。これらの「iPhoneキラー」は,使い心地の点でiPhoneを凌駕することはできたのか。日米のユーザー・インタフェース(UI)の専門家に評価してもらった。