スズキは,アルミニウム合金表面処理技術「ハイパーアルマイト」の概要を公開した。これは,アルミ合金製部品の表面に均一な厚さの酸化皮膜を形成する技術。同社がアルミ合金製のピストンにハイパーアルマイトを適用したところ,ピストン表面の欠損が大幅に低減。酸化被膜の厚さを従来に比べて10~20%小さくしても,同じ耐熱・耐久性を確保することができた。さらに,均一な酸化被膜の形成によって表面精度が高まり,シリンダとの摩擦による摩耗率も減った。
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