中国の民間自動車メーカーでは最大手の奇瑞汽車は、4月22日から一般公開が始まった上海モーターショー(第11回上海国際汽車工業博覧会:Auto Shanghai 2005)に独自開発の新型車を一挙に4車種した。1車種は2004年の北京モーターショーに出展したモデルの量産タイプで、残り3車種は今回のモーターショーで初めて公開するモデル。

 「B14」は、2004年の北京モーターショーでは「Newcrossover」と呼ばれていたモデル。ミニバンとSUVの魅力を兼ね備えたモデルだと同社は主張している。今回のショーで2005年秋に発売することを明らかにした。ホンダ「オデッセイ」に似た全高の低い車体に、7人乗りあるいは6人乗りを可能にしている。全長4662×全幅1820×全高1590mmで、ホイールべースは2800mm。エンジンは自社開発の排気量2.0Lおよび2.4Lの直列4気筒ガソリンエンジンと、排気量1.9Lの直列4気筒直噴ターボディーゼルエンジンを搭載する。変速機は5速手動変速機のほか、ガソリンエンジンはCVTと組み合わせが可能。

図1◎「B14」のフロントビュー。

図2◎リアビュー。縦長のテールランプを採用した。