パナソニックは、通所介護(デイサービス)施設に向けた「バランス訓練・測定機」を「SPORTEC 2015」(2015年7月28~30日、東京ビッグサイト)に参考出展した。同年8月中~下旬にも受注受付を開始する予定だ。
既に同社が発売している、病院・施設向けのリハビリ・ナビゲーション・システム「デジタルミラー」の機能の一部を切り出し、デイサービス向けに特化した(関連記事)。デジタルミラーの販売先として「約7割」(同社の説明員)をデイサービスが占めていることから、今回の製品開発を進めたという。
デジタルミラーのミラー機能(自分の姿勢を見ながらトレーニングなどをできる機能)は省き、デイサービスで求められるバランス訓練の機能を拡充させた。ひずみゲージで重心などを測るバランス計と、バランス計と連動してさまざまなメニュー表示ができるタブレット端末で構成する。
機能を特化させたことで価格も下げ、デイサービスが導入しやすいようにした。デジタルミラーは281万円だったが、今回のシステムは定価が約130万円になる予定という。