米FileMaker社の日本法人であるファイルメーカーは、「国際モダンホスピタルショウ2015」(2015年7月15~17日、東京ビッグサイト)で、同社製品の「FileMaker」をプラットフォームとして医療向けソリューションを開発するFBA(FileMaker Business Alliance)パートナー各社の製品を集めて展示・紹介した。今回出展したパートナー企業は、イエスウィキャン、エムシス、オネスト、キー・プランニング、計測技研、ジェネコム、ジュッポーワークス、テクニカル・ユニオン、トップオフィスシステムなど(50音順)。

透析システムを標準搭載した電子カルテ

 オネストが出品した「CANVAS Clinic」は、透析業務支援システムを標準装備した電子カルテシステム。透析業務機能、カルテやオーダリング、看護業務、外来業務など透析クリニックに必要な機能を1台のサーバー環境で構築することができる。医事会計はORCAとの連携機能を標準でサポートしている。

 透析業務支援システムでは、透析ベッドマップ、透析指示、定期処方・定期検査一括指示、透析装置連携などの機能をサポートし、過去の透析状況を確認しながら透析診療を行え、実施実績の入力まで一画面で対応する。透析中の患者の進捗状況も一覧で確認でき、経過記録、コンソールの血流量や除水量、指示・申し送り事項などを一目で参照可能。

 また、iPadによる機動性を生かしてベッドサイドで患者の顔を見ながら検査結果確認や処方指示などを行うことができる。

オネストの「CANVAS Clinic」
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