症例データ収集・集計を手間なく効率化する

 計測技研は、症例データ用紙の配布・回収・集計等をFileMaker プラットフォームで行う「症例らくらく回収システム」を出品した。

 調査や研究のために症例データを集める際に、対象とする施設が多くなるほど相手先のIT環境などにより収集方法が限られてしまう。データ収集者のITスキルを考慮して入力・送信する負担を少なくするとともに、回収・集計業務の手間やコストを削減しようと現場のニーズから開発したソリューションという。

 無料のFileMaker Goを利用してiPadでも運用できる症例データ入力フォームは、項目などを自由に追加・変更でき、目的に合わせたフォームを作成することが可能。入力した症例データはメールで返送できるが、ボタン1つでデータをまとめてExcelなど汎用的なファイルに変換し、添付ファイル付きのメールソフトが起動して送信できる。

計測技研が出品した「症例らくらく回収システム」
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 ファイルメーカーブースではこの他、医療用バーコード認証システム「認証くん Pro」(イエスウィキャン)、医療情報システム(電子カルテ、レセプト、オーダリングシステムなど)とFileMaker間のソケット通信によるデータ連携を実現する「KP-Sync」(キー・プラニング)、iPad対応の 病床管理・看護経過記録システム「SPACE」(ジェネコム)、検体運用管理システム(ジュッポーワークス)、クラウド型の勤怠管理システム「Chronos」とスマートフォンタイムレコーダー「B Time」(テクニカル・ユニオン)などが紹介された。