フランスRenault社は2015年7月6日、新型車「Talisman」を発表した。個人ユーザーだけでなくハイエンドモデルを好む傾向がある企業顧客やフリートユーザー向けの高級仕様のDセグメント車となる。今回発表されたのはセダンだがワゴンもあり、どちらも2015年9月のフランクフルトショーで一般公開する。フランスのDouai工場で生産し、欧州で2015年末までに発売する予定。

[画像のクリックで拡大表示]

 CMF(Common Module Family)アーキテクチャを採用し、3月に全面改良した新型「Espace」と大きなモジュールを共有しており、生産コストを低減している。また、品質と信頼性も向上し、顧客ごとに仕様変更しやすいという利点もある。

[画像のクリックで拡大表示]

 車体寸法は、全長4850×全幅1870×全高1460mm、ホイールベースが2810mm。Dセグメントとしては広い室内で、乗員スペースを広くしたという。荷室容量は608L で4つのゴルフバッグを収納できる。室内収納はグローブボックスが8L、フロントドアは4.6L で1.5Lのペットボトルが収納可能、リアドアは2L、500mlのペットボトルや缶ジュースなどを入れられる冷蔵室(DCT搭載車のみ)、中央アームレスト下の収納、スマートフォン用トレーなど、合計で25L以上になる。

[画像のクリックで拡大表示]