ITヘルスケア学会での展示
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 その課題、解決します――。

 「ITヘルスケア学会 第9回年次学術大会&モバイルヘルスシンポジウム2015」(2015年6月6~7日、熊本市)では、医師が抱える医療現場の課題を募っている展示ブースがあった。「デジタルヘルスコネクト」のブースである。

 デジタルヘルスコネクトは、インフォコムが主催するヘルスケアIT業界に特化した新規事業創出プログラム。2014年12月~2015年3月には、「第1回ビジネスプランコンテスト」を実施した(関連記事)

 デジタルヘルスコネクトが今回、第2弾企画として始動させたのが、ヘルスソフトウエアのアクセラレータープログラムヘルスソフトウエアのアクセラレータープログラムだ。同プログラムは、医師が提供した課題の解決策となるソフトウエアを医師と挑戦者が一緒に考え、実際に現場で試行を重ねて製品化を目指すもの。第1ステップとして2015年6月30日まで医療現場の課題を募集しており、ITヘルスケア学会でのブースもその一環というわけである。

 第1回ビジネスプランコンテストは、基本的に起業家が持ち込んだビジネスプランを競うものだった。これに対して今回は、募集した医療現場の課題の中から5つを選抜して発表。その5つの課題に対して挑戦したい参加者の応募を募るというスタイルだ。しかも、起業家やスタートアップに限らず、大企業にも応募の資格がある。