米Oculus VR社やソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)がVR(仮想現実感)用HMD(ヘッドマウントディスプレー)を開発するなど、ゲーム業界ではVRコンテンツが注目を集めている。そんな中、Xboxプラットフォームを手掛ける米Microsoft社はどのようにアプローチするのか。その答えは、Oculus社との協業だった。2015年6月11日(現地時間)に米国サンフランシスコで開催された、Oculus社の製品発表会で明らかになった。

 同発表会には、Microsoft社 Head of XboxのPhil Spencer氏が登壇し、2016年第1四半期に発売予定のOculus社の製品版HMD「Rift」に、Microsoft社の据置型ゲーム機「Xbox One」用のコントローラーが対応することを明らかにした。同コントローラーはRiftに同梱される予定。

 加えて、2015年7月29日にリリース予定の次世代OS「Windows 10」を搭載したパソコンとRiftを接続すれば、Xbox Oneのゲームをプレーできることを明らかにした。Xbox OneからWindows 10パソコンに対してゲームをストリーミングし、同パソコンと接続したRiftでプレーする仕組みだ。

Microsoft社 Head of XboxのPhil Spencer氏が登壇
「Xbox One」用のコントローラーが対応