セミナーやビジネスカンファレンスが始まった6月1日(現地時間)の会場入口の様子。シンポジウムや展示会は翌日からの開催であるため、まだ行き来する人は少ない。
セミナーやビジネスカンファレンスが始まった6月1日(現地時間)の会場入口の様子。シンポジウムや展示会は翌日からの開催であるため、まだ行き来する人は少ない。
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 ディスプレー分野で世界最大の学会「Society for Information Display(SID)」のシンポジウムと展示会が米国サンノゼで、現地時間の2015年6月2日から始まる。会場はサンノゼ市の中心部にあるSan Jose Convention Center。会期は6月5日までである。これに先立ち、ショートコースが5月31日、セミナーとビジネスカンファレンスが6月1日から始まっている。今年も例年同様に「Display Week」と称して、全プログラムを6日間にわたって開催する予定だ。

 今回のSIDには、初開催の企画がある。シンポジウムの話題のセッションから構成した「Mini-Symposia」である。今回、3つのMini-Symposiaを設けた。テーマはそれぞれ、(1)空間認識、(2)照明、(3)車載ディスプレーである。

 (1)空間認識では、ライトフィールドカメラなどの撮像技術や深さ方向の位置検出技術などを取り上げる。(2)照明のMini-Symposiaは、SIDと照明技術の学会「Illumination Engineering Society(IES)」の協業の成果であり、両学会が共同で開催する。(3)車載ディスプレーについては、ドイツBosch社のプレナリートークを皮切りに、ヘッドアップディスプレー(HUD)や曲面ディスプレーなど様々な技術発表が行われる予定だ。