展示品
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 エクシールコーポレーションは、人体の触感を再現した「触診モデル」を開発、「MEDTEC Japan 2015」(2015年4月22~24日、東京ビッグサイト)で展示した。胸や肩、腹など部位に応じた触感に調整した模型である。触感を確かめる来場者で展示ブースはにぎわっていた。

 同社独自の超軟質ウレタンゲル「人肌のゲル」を用いた。展示した女性半身触診モデルは岐阜大学との共同開発。体内に人工臓器(肝臓・腎臓)を埋め込み、よりリアルな触診モデルとした。

 ウレタン材料を強みとする同社は、これまでゴミ取りマットやゴミ取りローラー、衝撃吸収シート、耐震シートなどを主要な事業としていた。これらで培ってきた材料技術を生かし、「1年前ぐらいから、医療分野にも展開できるのではないかと考え始めた」(説明員)。現在は開発段階だが、試作品については1個からでも対応できるという。