マンモ画像表示などのデモを披露
マンモ画像表示などのデモを披露
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 キヤノンは、医療用途に向けた4K(4096×2560画素)対応の30型液晶ディスプレーを開発し、「第29回 日本医学会総会 2015 関西」の学術展示(2015年4月11~13日、国立京都国際会館など)に参考出展した。マンモグラフィ(乳房X線撮影)画像や病理画像、X線CT画像などの表示用途で2015年内の発売を目指す。

 画素ピッチは157.5μmと、30型前後の医療用液晶ディスプレーとしては業界最小水準。高解像で高コントラストの表示が可能なため、例えばマンモグラフィでは(乳がんが疑われる)石灰化を明瞭に描出できるなどのメリットが得られるという。

 DICOM規格に準拠し、画面の左半分にマンモ画像、右半分に別の診断画像といった具合に、異なる種類の診断画像を同時に表示できる。カラーとモノクロの同時表示も可能だ。