ロボットスーツHALの自立支援用(下肢タイプ)
ロボットスーツHALの自立支援用(下肢タイプ)
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ロボットスーツHALの作業支援用(腰タイプ)
ロボットスーツHALの作業支援用(腰タイプ)
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搬送ロボットとロボットスーツHALの介護支援用(腰タイプ)
搬送ロボットとロボットスーツHALの介護支援用(腰タイプ)
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 CYBERDYNEは、2015年4月22日に開幕した医療機器の設計・製造に関する展示会「MEDTEC Japan 2015」に、ロボットの実機を複数出展している。

 展示しているのは「ロボットスーツHAL」の自立支援用(下肢タイプ)、介護支援用(腰タイプ)、作業支援用(腰タイプ)の3タイプと「搬送ロボット」など。このうちロボットスーツHALの自立支援用(下肢タイプ)は、下肢に障がいがある人や、脚力が弱くなった人の歩行や立ち上がりなどの動作をサポートする。介護支援用(腰タイプ)は、ベッドから車いすへの移動支援のような介護動作で腰部への負荷を減らして、病院や介護現場での労働環境の改善を目指す。作業支援用(腰タイプ)は、工場や倉庫などで重量物を持ったときの腰部にかかる負荷を軽減する。いずれも人体に装着して使用するもので、人体の生体電位信号を読み取ることで、人の動きをスムーズにアシストするという。

 搬送ロボットは工場やオフィスなどでの荷物の屋内搬送に利用するもの。磁気テープやマーカーなどの誘導線を使わず、人間の手押しなどで経路を設定でき、最大200kgまでの荷物を搭載または牽引して搬送する。上部に清掃ユニットを搭載すると、オフィスなどの屋内バキューム清掃を行うクリーンロボットにもなる。